無計画計画

手品をやってる人のブログ。座右の銘は「毎日がエブリデイ」。これに勝る強烈な個性を私は未だかつて聞いたことがない。

蛍の魅力って何だろうか。ぼやぼやと考えてみた。

山口県に来てから、蛍がそこまで珍しい生き物でもなくなりました。
東京に住んでいた時には、蛍なんてなかなか見る機会がありませんでしたが、今では時期になれば、やすやすと蛍を見れます。自転車でちょろっと川まで行けばいいだけ。大学近くの川にまで出没するくらいです。
そういうわかで、県庁所在地の未発達ぶりに定評のある山口市では、蛍を見るのはそう難しいことではありません。(※山口県の県庁所在地は下関ではありません!あちらの方が断然県庁所在地らしい風格がありますが、山口県の県庁所在地は山口市です!)


蛍を観賞できる時期は6月初旬から大体中旬まで。綺麗な川に蛍は生息します。
私の場合、6月になると、ああそろそろ蛍が観れる季節かーとぼんやり思いはじめ、時間がある時にぼやぼやっと出かけて観に行きます。そんなかんじですので、蛍を観に行くといっても、もはや子供のように無邪気に心を躍らせながらただ見ることは出来ません。この心境はあれと同じです。京都観光に行って、とりあえず興味はないけど、二条城を見るのと同じような感覚です。伝わらないかも。


まあ要するに、蛍を見に行こうといっても、惰性でいくようなところが少しあるんですね。
今年も、蛍を友人と観に行きましたが、日にちが悪かったのか蛍の数も例年より少ないし、行って5分もしたら飽きてしまいました。
あるものをただ「ある」として、楽しむことが出来なくなってしまった己を少し残念に思いつつも、なってしまったものはしょうがない。
ということで、今年の蛍観賞は蛍に関係するテーマ設定をして、それについて考えながら蛍観賞を楽しもうという遊びをしてみました。
そのテーマはこちら。ででん。⇩

「何故、人々は蛍を見に来るのか?蛍の魅力って何」


さてさて。私は、蛍の生体についてあまり存じ上げておりませんので、あくまでトーシローとしての、蛍についての魅力を挙げてみようと思います。以下、四つ。

①光が綺麗

②レアキャラ。希少性が高い。

③羽音がしない

④飛び方がふわふわっとしてかわいい。


ではそれぞれの項目について述べていきます。
まずは、①の光が綺麗という点いついて。
これは、蛍を蛍たらしめる要素であり、蛍最大のアピールポイントといえます。光らない蛍はもはや蛍ではない。蛍は光ることが大前提として、その存在性を保っています。トーシロー的にはね。
現代のように常夜灯もない時代に、蛍の光というものが如何に人々の心を捉え、離さなかったということを想像するのはそう難しいことではありません。

②レアキャラ。希少性が高い。
蛍の生息する場所、そして時期は限られます。見に行ける時に見に行こうという気持ちを人々に思い起こさせます。
山口市民は別として、なかなか蛍って珍しい生き物ですよね。

③羽音がしない
ハエは鬱陶しい羽音を鳴らしながら、飛び回ります。あの羽音が耳元で聞こえてくるなり、反射的に憎しみをぶつけたくなる人も少なくはないと思います。彼らは何も悪いことはしていないのですが、あの羽音は結果的に、人々を苛立たせ、潰してもよい対象として認識される原因ともなります。しかし、蛍にはそういった羽音がありません。近くを飛んでいても嫌な気持ちを抱かせません。これは案外重要な点です。

④飛び方がふわふわっとしていてかわいい
後から知ったことですが、蛍の飛び方は、1/fというゆらぎの性質を持っているそうです。1/fを知らない人のためにちょっとした説明をすると、
1/fゆらぎとは・・・規則性と不規則性とが調和した状態のこと。自然界において、しばしばみられる現象。

です。蛍の光の他には、ろうそくの灯や川のせせらぎなどにも1/fゆらぎは見られます。それらを見たり、聴いたりして、心が落ち着くという体験は、おそらく誰もがしたことがあるのではないでしょうか。
ざっくり言うと、1/fゆらぎ=人間にとって心地の良いリズム、という認識をもてばよいと思います。ちなみに、ジョンレノンの声も1/fゆらぎを持つとされているらしいですね。この、1/fゆらぎというものは、案外世の中にあります。ぼーっと見ていると落ち着くなあ、というものは1/fゆらぎを持つものかもしれませんね。
蛍のふわふわーっとした、ゆるい飛び方を観ていると癒されるのは、蛍の飛び方にそういった性質があるからと言えます。


以上①~④を全て兼ね備えたものが蛍です。蛍の魅力というものは、これらの掛け合わせで構成されるのではないでしょうか。
仮に、無菌状態のゴキブリのお尻に、蛍と同じように光る蛍光塗料を塗ってみたところを想像してみて下さい。


・・・想像しましたか?
ね。光ればいいってもんじゃないんですよ。。

え?センセーショナルだなだけで、比較対象として適切ではないって??まあそうですね。否定できません。ちょっと言ってみたかっただけなんです。お願い、流して。

ところで、蛍って思うに、マイナスの要素がないんですよね。蝉だったら、捕まえようとすると、じじじじって言うとか、トノサマバッタはお腹のあたりが気味が悪いとか、ハエはうざったいとか。それぞれ昆虫に対して何を思うかは個人差がありますが、蛍ほど清潔感がって、万人に受け入れられてる昆虫っていますかねって思うんですよね。
まあモンシロチョウとかもかわいらしくて万人受けしそうですが、蛍と比較すると、希少性という点で少し劣ってしまいます。やはり、蛍の魅力は上記①~④が合わさってこその物なのではないでしょうか。

はい。まあそんなこんなで、蛍について書いてみました。
駄文ではありますが、ここまで読んでくださってありがとうございました。




おまけ
友人と蛍を観て感じることを、俳句にしてどちらがいいものを言えるかと勝負しましたところ、友人は蛍を天の川に例えてしまうという、とてつもなくハイレベルなことをやってのけました。何て感性してるんだよ。天の川に喩えるとか天才かよ。「ポエマー」ならぬ「はいかー」かよ。(←俳句を詠む人。勝手に命名)

何だかんだ楽しい蛍観賞でした。




ではでは。