無計画計画

手品をやってる人のブログ。座右の銘は「毎日がエブリデイ」。これに勝る強烈な個性を私は未だかつて聞いたことがない。

【映画】「ホテル・コパン」を観ました

●本日の豆知識クイズ
①「コパン」というフランス後には、どういう意味がある?(答えは本文下にあります)
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「ホテル・コパン」(2016年)
監督:門馬直人
キャスト:市原隼人ほか

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市原隼人が格好よかったのと「全員ワケあり」というフレーズに引き寄せられ、まんまと視聴しました。

全体的に暗いです、この映画。途中、あまりの暗い雰囲気に観るのが段々と嫌になっていったのですが、まあそれでも見続けていくと、やがて一筋の光は見えてくる映画となっています。


ざっくりと内容を言うと、
いじめによって自殺してしまったた生徒の担任、宗教の教祖様、過去の栄華に異常な執着をもつホテルのオーナー、一見するとラブラブカップル、人気に陰りが見えている老女優とマネージャーなどなど、ワケありの人々が偶然とあるホテルに一挙に集まり、すったもんだあったけど、それでも前を向いて生きていくよというお話です。ざっくりすぎて、このあらすじ読んで、つまらないと思った人いそうだな。まあいいでしょう。

序盤から中盤にかけては、ワケありの人々の徐々に蝕まれていく様子を観なければならないので、なかなか観るのが辛いところがあります。雰囲気が重々しい。
また、過去の栄華の象徴として、1998年長野オリンピックのスキーのジャンプ台の絵が何度か出てきますが、何とも言えぬ寂しさが漂ってきています。あまりスキーには詳しくないけど、やっぱり最盛期に比べると観光客は激減していったんだろうなあと。ちなみにこのホテルは白馬村にあるという設定です。



ところで、この映画において、重要なキーワードについても触れておきましょう。
いじめを受けていた生徒が、ある時、担任である市原隼人に対してこんな質問をします。

「雪がとけたら何になる?」
さて何でしょう??あなたは何を思い浮かべましたか??
「水」と答えた方は、この映画的には残念!不正解です!!

正解は、、、、「春」なんですね。
雪が解けたら何になるというお話しの元ネタとしては、戦後GHQが日本人の占領政策の一貫として、○×式教育を導入するようになったのが原因だったとかいうアレですね。ご存じない方はググってみてください。
まあ要は水でも、春でも、雪だるまが作れないでも本当は正しいんだよということですね。答えは、画一的なものではないんです。人間それぞれ感性があってこその回答が出来るはず、ということを元ネタの某先生はお考えになったのでしょう。
すなわち、春という答えは感性豊かだから正解で、水は不正解!!と言ってしまうのも、細かく言うとおかしな話なんですが、まあそういうウザいつっこみは避けるとして。。


この映画においては、「春」というのが重要なモチーフになっていると思われます。「春」の存在は、やがて来るべき希望の象徴として描かれているのでしょう。

市原隼人が最後の方に、桜を見て、自殺してしまった生徒に想いを馳せるシーンは、良かったですね。視聴者も市原隼人と一緒にカタルシス




春は必ず来るってさ。



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クイズの答え
「コパン」(仏)・・・仲間、友人