無計画計画

手品をやってる人のブログ。座右の銘は「毎日がエブリデイ」。これに勝る強烈な個性を私は未だかつて聞いたことがない。

ハビー・ベニテス師 in 山口県レクチャー

昨日、ハビー・ベニテス師のマジックレクチャが―山口にて行われました!

今回のレクチャーは、東京・名古屋・山口のみだったかな?
東京、名古屋と続いて、山口が並ぶのって、マジック以外にはない気がする・・・(笑)

有名な舞台を観に行くなら、福岡・広島・大阪とか行かないといけませんからねー。あと色彩検定とかそこまでメジャーじゃない類の資格も山口県では取れません。こんな田舎には、受験会場を用意してくれないみたいで。ああでも、ドローン検定なんてのは山口県でも受験出来るんですよ。土地があるから?


まあそんなことは閑話休題として、昨夜のレクチャーに関してざっくり感想を述べます。

とその前にまず、ハビーベニテス師の簡単な紹介。
今マジックが熱いあの、スペイン出身です!そしてアスカニオ師の最後の弟子。
おお、なんかもうこれ聞いただけですごそうな感じがする。そしてレクチャーの開始前に、小林恵子さんからお聞きしたハビー氏のすごさが伝わってくるエピソードがこちら⇩


緒川集人師とハビ師とシン・リム師がゲストで呼ばれた時に、そこのオーナーからとんでもない注文を受けました。それは、シンリムはカードの名手だから、カードマジックはシンリムで、あとの二人はカード以外のマジックやってくれない?という注文。しかしハビ師は、スペインではカードの達人と呼ばれているんですよ!だというのにも関わらず、彼はカードマジックを封じられてしまうという。まあ何たる仕打ちだこと。
しかし、ハビ師はすごかった。そんな状況をもろともしなかった。大得意のカードをやらずに、会場のお客さんを、ぐわあっと沸かせまくったという!!!

こんなん聞いたら、期待が高まりますよね。おら、わくわくする。



で、もう結論から言って、楽しかったー!

一番最初に見せてくれたカードトリックが凄まじいのなんのって。
12枚のカードが次々とポケットに飛行していくマジックでしたが、、、、いやもう兎に角すごいとしか言いようがない。クロースアップなのに、こて返しまでやってるし、何と言うか勢いがすごい。
空のポケットのあらためも、まじですかっていう。惚れ惚れする。
彼には、パームマスターの称号を渡しましょう。

スレッドの手順も、不思議でした。人によっては、最後のオチが蛇足な気もするという方もいましたが、個人的にはすごい好きでした。格好いい。再生したものが一瞬で崩れ去るっていうのは、人に何らかの趣を感じさせ・・・るのかもしれない。マジックの場合、なかなか難しいところがある気もするけど。とりあえず素敵なスレッドルーティンを堪能できました。復活したのに、また一瞬で壊れてしまうという筋は自分もどこかで使ってみたい。



最後は、この前NHKで放映されていたマジックキャッスルでのハビ師の手順を見せてもらえました。
4枚の白いカードが次々に変化していくという手順ですが、音楽をかけてのあのパフォーマンスは、まるで一つの芸術作品です。
個人的には、演技が終わった後に、帽子を取って、テーブルにぽんと置いて去る姿が格好いいと思っていたのですが、昨日は見ることが出来なくて少し残念でした。まあとても細かな、マジックとは関係ない動作なんですけどね。
カードの絵柄が変わっていくことに関しては、正直あまり興味が沸かないのですが、ただ最後観終わった後に、
いいもん見たなあ、、、と素直に思えるパフォーマンスでした。雰囲気がすごく良かったですね。痺れるぜ。


一応まとめ。
レクチャーとそれからアフターを通して思ったことは、スペインのマジシャンは理論をベースにマジックと向き合っているということ。それから、文化水準がとても高いということですかね。
ハビー師のマジックの根底にあるものが、自分が表現者であるということにあると思えたのですが、何というか日本とスペインじゃ見えてる先が違うような気がしました。日本のプロマジシャンの多くの人と立ってる地点が違う、と思えたんですよね~。まあ感覚でもの言ってるから違うかもしれないけど。
スペインのマジシャンに「どうしてマジックやってるの?」と聞くのと、日本のマジシャンに同じ質問をするのとじゃ、返答内容が大きく変わってきそう。勿論、マジックが好きだからというのも両者あるだろうし、答え自体はそこまで大差ないかもしれないけど、その答えに行きつくまでの思考の過程には、大分開きがあるような、気がする。ほんと。気がするでしかものが言えないけど。


スペインではマジシャンが人々から尊敬される職業だそうです。日本とは真逆といっても過言ではないですね。びっくり。それだけ、スペインではお客さんも育っているということが裏では言えますね。またスペインのマジックのレベルの高さは、アスカニオ師やタマリッツ師の功績がやはりとてつもなく大きいとのことでした。偉大な先人あっての、現在のスペインということですね。
さて日本はどうでしょうか。そして今後どうなっていくのでしょうか。


私の見立てでは、日本のマジック界もそう暗くはないと思いますが・・・どうなることやら。



ではでは。